止められない仕事だからこそ、備えます
ご逝去は、時間も状況も選びません。深夜であっても、災害の最中であっても、ご家族から連絡が入れば私たちは動かなければなりません。事業を止めるという選択肢がない仕事です。
ここでは、通常時の受付体制から、大規模災害時、感染症流行時、火葬場の繁忙期、そして停電や通信障害が起きた場合まで、当社がどう対応するかをご説明します。
24時間365日の受付体制
フリーダイヤル 0120-890-222 は、年中無休、24時間つながります。深夜・早朝も、外部のコールセンターではなく当社のスタッフが受けます。
お電話をいただいたら、まずご状況を伺い、お迎えに上がる場所と時間を決めます。搬送先が決まっていない場合も、まずはお引き受けし、安置場所を含めてご相談に応じます。ご逝去直後の流れは深夜・早朝にご逝去された方へにまとめています。
深夜・多重依頼時の対応
同じ時間帯に複数のご依頼が重なることがあります。特に冬季や気温の変動が大きい時期には、一晩に何件も続くことがあります。
当社は、寝台車と霊柩車を保有し、夜間の当番を交代制で維持しています。車両とスタッフが出払っている場合は、提携する運送事業者と連携して車両を確保します。それでも手が足りない場合には、東京都葬祭業協同組合の加盟事業者にも協力を求めます。あわせて、直営式場の安置室と提携先の安置施設のいずれかで、ご安置先を確保します。
大切なのは、お待たせする場合に、その見込み時間を正直にお伝えすることです。曖昧な返答でお待たせすることはしません。
大規模災害時(震災・水害)の対応
安否確認と初動
震度5強以上の地震、または江東区に避難指示が出るような水害が発生した場合、まず社内スタッフの安否確認を行います。そのうえで、施行中のご葬儀があれば、ご家族と参列者の安全を最優先に判断します。式の中断や延期をご提案する場合もあります。
ご遺体の安置
大規模災害時には、通常の安置場所が使用できなくなる、あるいは需要が集中して不足する事態が想定されます。当社は直営式場の安置室に加え、災害時には自治体や協同組合の指示に従い、指定された安置場所への搬送に協力します。
火葬場が停止した場合、火葬までにかなりの日数を要することになります。その間の保全のため、ドライアイスと保冷資材を平時から備蓄しています。ご家族には、通常とは異なる日程になることを早い段階でご説明します。
搬送
道路が寸断された場合、通行可能な経路を確認しながらの搬送になります。江東区は河川と運河に囲まれた地域であり、橋の通行可否が搬送に大きく影響します。ハザードマップと避難所の位置を把握し、迂回経路を想定しています。
感染症流行時の対応
感染症の流行時には、ご遺体の取り扱い、ご面会、参列人数について、行政の指針に従った対応が必要になります。
当社は、行政および業界団体から示される最新の指針を確認し、スタッフに周知したうえで対応します。必要に応じて、非透過性納体袋の使用、面会方法の調整、換気と消毒の徹底、参列人数の調整をご案内します。
その際も、ご家族のお気持ちを軽んじることのないよう努めます。制限のなかでも可能なお別れの方法、後日あらためてお別れの場を設ける方法など、選択肢をご提案します。感染症の流行は繰り返し起こり得るものとして、対応手順を文書で残しています。
火葬場が混み合う時期について
災害時でなくとも、火葬までお待ちいただく時期があります。あらかじめ知っておいていただくと、ご予定が立てやすくなります。
1月から2月
気温が下がる冬季は、ご逝去される方が増える時期です。加えて、年末年始は火葬場が休業するため、休み明けに予約が集中します。1月上旬から2月にかけては、ご逝去から火葬まで一週間程度お待ちいただくこともあります。
友引の翌日
友引の日は、多くの火葬場が休業します。そのため、友引明けの日は予約が集中し、希望の時間が取りにくくなります。友引に葬儀を避ける慣習は宗教的な決まりではありませんが、気にされる方が多いため、日程調整の際にご説明します。
お待ちいただく場合のご案内
火葬までの日数が空く場合、その間のご安置と保全が必要になります。ご自宅での安置が難しい場合は、直営式場の安置室でお預かりします。費用は日数に応じて変動しますので、お見積りの段階で明示します。混雑状況は日々変わるため、分かった時点で速やかにお伝えします。火葬場については火葬場・公営斎場のご案内をご覧ください。
停電・通信障害時の連絡手段
停電や通信障害でフリーダイヤルがつながらない場合に備え、複数の連絡手段を用意しています。
- 固定電話(03-3681-1009)と携帯電話回線の両方で受けられる体制をとっています。
- 電話がつながらない場合は、お問い合わせフォームからのご連絡もお受けします。
- 広域で通信が使えない場合は、直営施設に直接お越しいただければ対応します。本社および西大島ホールは江東区大島1-21-6です。
- 営業状況や連絡先の変更は、お知らせで速やかに告知します。
停電時にも施設の最低限の機能を維持できるよう、照明と通信機器のための電源を確保しています。
備蓄と協力会社との連携
ドライアイス、保冷資材、納体袋、消毒用品、寝具、飲料水などを平時から備蓄しています。仕入先が一社に依存しないよう、複数の取引先を確保しています。
また、東京都葬祭業協同組合の加盟事業者、生花や返礼品の取引先、寺院、火葬場との連絡体制を平時から維持しています。緊急時に初めて連絡を取るのでは間に合わないため、日常の取引のなかで関係を保つことを重視しています。
ご家族にお願いしたいこと
災害時や繁忙期には、通常どおりの日程や内容でお応えできない場合があります。その際は、何ができて何ができないかを正直にお伝えします。ご希望に沿えない事情がある場合も、理由を隠さずご説明します。
また、平時のうちに一度ご相談いただけますと、いざというときの判断が格段に楽になります。事前相談は無料です。事前相談のすすめもあわせてご覧ください。